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NHK総力取材「モンゴル皆既日食とHB彗星」進行中!


皆既日食。それは、自然現象の中で最も感動的なものといわれています。真昼に突然やってくる闇! 太陽の回りには真珠色の美しいコロナが輝き、他にも多くの不思議な現象を見せてくれます。今回は、3月9日、モンゴルやシベリアの一部で約2分半の皆既日食が見られます。しかも、その短い闇の中に、接近中の「ヘール・ボップ彗星」が見られるのではと期待されています。


皆既日食って?

 日食は、月が太陽を隠す現象です。多いときで一年に5回、少ないときでも2回は必ず世界のどこかで起こります。
月と太陽が完全に重なったときに起こる珍しい現象が「金環食」と「皆既日食」です。見ることのできる地域も大変狭いもので、一つの場所にいる限り日食は数百年に一度しか見ることのできない大変珍しい現象となります。
さて、金環日食と皆既日食の違いは、主に見かけの月の大きさの違いによります。月の軌道が楕円形で、地球に近い時と遠い時があるからです。月が小さいときは、太陽をすべておおいきれずにドーナツ状の太陽・金環日食となり、月が大きいと、太陽をすべておおう皆既日食となります。
特に、皆既日食は実に感動的です。皆既の時、上空の空は深い灰青色となり、光を失った黒い太陽の周囲には、それまで見えなかった、
「コロナ」が輝き、真珠色のベールのようです。昼間なのに周囲は夜のように暗くなり、明るい星達が見え始めます。
 また、皆既の直前、月の谷間から太陽の最後の光が漏れる時と、皆既日食が終わる瞬間に
「ダイヤモンドリング」と呼ばれる美しい現象を見ることができます。
皆既日食の見える時間は最長でも7分ほど、今回のモンゴルでの皆既日食の継続時間は約2分半です。
 
皆既日食の神秘的な現象

コロナ
皆既中に太陽の回りに輝く真珠色のベールのような現象。温度2万度に達する太陽の大気で、磁力線に沿った筋模様が見えます。太陽活動やコロナホールの位置関係によって大きさや形が変わります。

ダイヤモンドリング
皆既の直前と、皆既が終わる瞬間に、月の谷間から漏れた光が作り出す幻想的な現象。

プロミネンス
太陽表面から立ち上る炎のような赤い模様。太陽活動が活発なときや太陽表面に爆発(フレア)が起こったときには大きなプロミネンスが輝きます。

シャドーバンド
ダイヤモンドリングの直前直後の頃、地表にざわざわとした波のような模様が走ることがあります。これはシャドーバンドと呼ばれ、点光源に近くなった太陽光が、地球大気のむらを投影していると言われています。実に不思議な現象です。

本影錘
太陽を覆い隠す月の影のことです。月の影は地表で100キロ〜数百キロの直径がありますが、この中では皆既日食が見えるわけです。影は西から東に移動してゆき、それに伴って皆既日食の見える地域が移動します。その速さは、秒速約ooキロに達します。写真では、空に暗い影として移りますが、本影錘は曇ったときの方がよくわかります。
 
モンゴルでの皆既日食概況

 日食は、月が太陽を隠す現象です。多いときで一年に5回、少ないときでも2回は必ず世界のどこかで起こります。
月と太陽が完全に重なったときに起こる珍しい現象が「金環食」と「皆既日食」です。見ることのできる地域も大変狭いもので、一つの場所にいる限り日食は数百年に一度しか見ることのできない大変珍しい現象となります。
さて、金環日食と皆既日食の違いは、主に見かけの月の大きさの違いによります。月の軌道が楕円形で、地球に近い時と遠い時があるからです。月が小さいときは、太陽をすべておおいきれずにドーナツ状の太陽・金環日食となり、月が大きいと、太陽をすべておおう皆既日食となります。
特に、皆既日食は実に感動的です。皆既の時、上空の空は深い灰青色となり、光を失った黒い太陽の周囲には、それまで見えなかった、
「コロナ」が輝き、真珠色のベールのようです。昼間なのに周囲は夜のように暗くなり、明るい星達が見え始めます。
 また、皆既の直前、月の谷間から太陽の最後の光が漏れる時と、皆既日食が終わる瞬間に
「ダイヤモンドリング」と呼ばれる美しい現象を見ることができます。
皆既日食の見える時間は最長でも7分ほど、今回のモンゴルでの皆既日食の継続時間は約2分半です。
 
日本では部分日食が見られます

 日本では、残念ながら皆既日食にはなりませんが、太陽の^^^%が隠される様子を見ることが出来ます。このような、大きく欠ける日食は、81年7月31日以来と記憶しています。欠け初めは8時55分頃で、最も大きく欠けるのが10時7分頃、そして、すべてが終了し、再びもとの丸い太陽に戻るのが11時23分頃です。
 今回の日食が終わると、次に日本で見ることが出来るのは、2002年6月11日になってしまいます。ちなみに、日本で皆既日食が見られるのは2035年9月2日とずいぶん先の話です。
 今回の日食を見たい方はくれぐれも目を痛めないように注意して下さい。光の強い太陽を見るには、ローソクでいぶして黒くしたガラスや墨汁をたらしたバケツの水に太陽を写して見るのが安全です。下敷きなどの、ビニール、プラスティック製品のものは太陽の光を和らげることは出来ますが、熱線は通し、長時間見続けるのは危険ですから注意して下さい。

 


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